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フリーランス1年目に突然届く“お金の通知”一覧

― 国保・住民税・年金…開業後に驚くリアルなお金の話 ―



開業してしばらく経った頃、ポストに入っていた一通の封筒。

何気なく開いて金額を見た瞬間、思わず手が止まりました。


「え、こんなに?」


フリーランス1年目、多くの人がここで一度フリーズします。



仕事は順調。

でも、なぜかお金がどんどん出ていく感覚。



実はこれ、あなただけではありません。



今回は、フリーランスとして独立したあとに届く「お金の通知」について、社労士の立場からリアルに解説します。




フリーランス1年目に届くお金の通知ベスト5


① 国民健康保険


多くの人が最初に衝撃を受けるのが国民健康保険です。

会社員時代は給与から天引きされていたため、負担感がありませんでした


でもフリーランスになると、自分で納付する形に変わります。

しかも保険料は「前年の所得」をもとに計算されるため、


  • 開業直後で収入が不安定

  • でも前年は会社員でそこそこ収入があった


という場合、体感的に「異常に高い」と感じやすいのです。


💡こんな制度もあります


退職後の健康保険には、


  1. 「全国健康保険協会(通称:協会けんぽ)の任意継続」

  2. 「国民健康保険」

  3. 「ご家族の健康保険(被扶養者)」


の3つの方法があります。

任意継続の保険料は、原則として在職中の保険料の2倍になります。


※ただし、上限額があるため2倍にならないケースもあります。

国民健康保険料と比較して、どちらが安いかは、退職時の年収や家族構成、お住まいの地域によって異なります。

国民健康保険の正確な金額を知るには最も確実なのは、お住まいの市区町村役場のウェブサイトにある「計算シミュレーション」を利用するといいでしょう。


※国民健康保険料は自治体ごとに計算方法が異なるため、正確な金額はお住まいの市区町村でご確認ください。




一般的に、退職時の年収が高い場合や、扶養家族が多い場合は、任意継続の方が安くなる傾向があります。



【参照】



② 住民税


住民税もフリーランスになると「普通徴収」になり、一括または分割で自分で払う形になります。


会社員時代は毎月少しずつ引かれていたものが、フリーランスになるとまとまった金額で請求されるため、


「こんなに払うの?」


と驚く人が本当に多いです。




③ 国民年金


国民年金は定額制なので金額自体は大きくありませんが、国保や住民税と重なると地味に効いてきます。

実は免除・猶予制度もあるのですが、意外と知られていないのが現実です。






④ 予定納税(人によって)


初年度は来ないことが多いですが、2年目以降に突然届くのが予定納税。


「まだその年の収入も確定していないのに、先に税金?」


と混乱しますが、これは前年の所得をもとに“前払い”する仕組みです。



【参照】



⑤ 介護保険(40歳以上)


40歳以上の方は介護保険料も加わります。

国保の中に含まれている場合もあり、気づかないうちに負担が増えているケースも。



なぜ「急にお金が増えた」と感じるのか


実際には、税金や保険料が突然増えたわけではありません。


変わったのは、


  • 給与天引き → 自分で支払う

  • 毎月少額 → まとまった請求


という「見え方」です。


会社員時代は“見えなかったお金”が、

フリーランスになることで一気に表に出てきただけ。


ここを知らないまま独立すると、


「フリーランスってこんなに大変なの?」


と不安になってしまいます。




社労士として伝えたい現実的アドバイス


ここからは実務でよくある相談をもとにお話しします。

まず大切なのは、開業前から“税金・保険用の貯金”を別枠で考えること。


目安としては、売上の2〜3割を最初から取っておくと安心です。

(※あくまで目安です)


次に、


  • 国保

  • 年金

  • 住民税


これらは「払えないから放置」が一番NG


実は市区町村の窓口では、


  • 分割相談

  • 減免制度

  • 猶予制度


など、状況に応じた対応をしてくれることも多いです。



「相談したら怒られるのでは…」


と思う方もいますが、現場は意外と親切です。

早めに相談するほど選択肢は広がります。




まとめ


知らないと怖い。

でも知っていれば対策できる


フリーランスは自由な働き方ですが、その分“自分で管理すること”も増えます。


開業後に届くお金の通知は、敵ではありません。


ただ、事前に知らないと心が折れそうになるだけです。


知っていれば準備できる。準備できれば、怖くありません。

これからフリーランスとして歩んでいく方が、

少しでも安心してスタートできるよう、この記事が参考になれば幸いです。







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